鞣しの種類
前回紹介した革と皮の違いのときに鞣しということを紹介させてもらいましたが
その鞣しにもいろいろな種類があります。
前回の内容をまとめと、皮が動物から皮を剥ぎ取った状態のことで、革とはその剥ぎ取った革を加工(鞣し)して革にすることである!
鞣しの種類としては以下の4つの方法がある!
①渋鞣し(ベジタブルタンニン鞣し)
②クローム鞣し
③コンビ鞣し(コンビネーション鞣し)
①渋鞣し(ベジタブルタンニン鞣し)
古くから伝わる伝統的な鞣し方で、植物から採取した渋液(タンニン)で鞣す方法です。
特徴としては、ずっしりと重くとても堅いことが特徴です。
ここまでで聞くと何がいいのかわからないですが、ここからがもう一つの特徴になります。
長年使用することにより、独特の風合いとフィット感が出てきます。メンテナンス等は必要になります。
②クローム鞣し
現在主流で主成分の硫酸クロムを使用して科学的に鞣す方法です。
特徴としては、渋鞣しと逆で軽くて伸縮性があり、耐水性もあります。タンイン鞣しと比べて生産が容易なので作品自体の価格が安くなります。
③コンビ鞣し(コンビネーション鞣し)
上記で紹介した、渋鞣しとクローム鞣しのいいとこ取りをした鞣し方法です。
クローム鞣しを行った後に、渋鞣しを行うという工程で作業します。
渋鞣しとクローム鞣しの割合で硬さや柔らかさなど変わってきます。
各企業で異なります。
次回は牛革の種類を紹介します。